「いつもあなた方と共にいる」  07.04.15
                      マタイ28:16〜20

 「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」
 そう語りかける主イエスの言葉に包み込まれて生きるのが、
私たちクリスチャンです。人は、孤独に襲われることがあります。
 しかし、どんなに孤独を感じたとしても、傍らで語りかけて
くださる主イエスの言葉に支えられ、励まされて歩んでいけます。

 共にいてくださる主イエスは、まず、私たちを招き、待ち、更に
近寄ってくださる方です。弟子たちも、主イエスに招かれて、
出会いの場所へと進んでいくことが出来ました。そうでなければ、
主イエスを見捨てるようにして逃げ出した弟子たちが、主イエスの
ところに行くことはできなかったでしょう。その負い目のある
弟子たちに、主イエスはぐっと近寄っていかれました。
 それは、彼らと共にいるためにでした。

 共にいてくださる主イエスは、天と地の一切の権能を神さまから
授かっている方です。私たちが支配され、影響を受ける力と
いうのはたくさんあります。日常の生活においても様々な力の
もとで、影響を受けます。それらの究極は「死」でした。誰も死から
自由になることは出来ませんでした。しかし、主イエスが復活
なさったことで、「最高の力を持つのは死ではない」ということが
明らかになりました。復活し死に勝利された主イエスに、神さまは
一番の権威をお与えになりました。その方が共にいてくださるので
ありますから、私たちは、死に支配され、飲み込まれ、滅びに
至るのではありません。主イエスと共に御国の命に進みます。

 共にいてくださる主イエスは、伝道するようにとおっしゃいます。
 伝道し、人々を弟子にするという尊い勤めを、失敗をした弟子たちに
託されました。十字架にかかり罪を取り除いた主イエスは、人を信じて
いかれます。
 自分を信じてくれる方が共にいる。
 このことは、人にとって、大きな幸いであり、力です。
 疑う者もいました(17節)。
 しかし、主の御前
(みまえ)でひれ伏し、礼拝をする
弟子たちの疑いを、共にいて、語りかける主イエスが、
取り除いてくださいます。